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周防大島で海が見える家を買う前に。景色の良い不動産ほど確認したい7つのこと

執筆者の写真: honmyokazutake1
honmyokazutake1
10月19日
読了時間: 7分

周防大島で不動産を探している方から、よくいただく希望があります。

 

「せっかく島に住むなら、海が見える家がいい」

 

その気持ちはよく分かります。朝、窓を開けると海が見える。夕方には、空と海の色が少しずつ変わっていく。周防大島らしい暮らしを考えると、海の見える家はやはり魅力的です。

 

ただ、不動産屋として現地を歩いていると、景色が良いというだけでは決められない物件もあります。

 

道路が細い。駐車場をつくる場所がない。家の裏に斜面がある。潮風を強く受ける。建て替えようとすると、思っていた条件で建物を建てられない。このようなことは、物件を見ただけでは分からない場合があります。

 

今回は、周防大島で海の見える家や土地を探すときに、購入前に確認しておきたい7つのポイントを説明します。

 

周防大島で海が見える不動産を購入する前に確認したい7項目の手描きイラスト

 

1.物件まで車で無理なく入れるか

 

周防大島の昔からある集落には、細い道路がたくさんあります。

 

物件情報に「接道あり」と書かれていても、普通車が楽に通れるとは限りません。軽自動車なら通れても、大きな車では曲がれない道もあります。

 

現地を確認するときは、次の点を見ておきましょう。

 

  • 自分の車で物件まで入れるか

  • 対向車が来たときにすれ違える場所があるか

  • 敷地内で方向転換できるか

  • 駐車場を確保できるか

  • 引っ越しや工事のトラックが入れるか

 

毎日の買い物だけでなく、将来のリフォームや家財の搬入にも関係します。

 

できれば助手席から眺めるだけでなく、自分で運転して物件まで行ってみてください。昼間は問題がなくても、雨の日や夜になると運転しにくい道路もあります。

 

2.斜面・擁壁と「がけ条例」を確認する

 

海が見える物件は、高台や傾斜地にあることも少なくありません。

 

景色が開けている一方で、家の裏が斜面になっていたり、敷地が古い石積みやコンクリートの擁壁で支えられていたりする場合があります。

 

ここで確認したいのが、いわゆる「がけ条例」です。

 

山口県建築基準条例第7条では、高さが2メートルを超え、水平面に対して30度を超える傾斜地を「がけ」として扱います。がけの上や下の一定範囲に建物を建てる場合、原則として安全な擁壁などが必要になることがあります。

 

対象となる範囲の目安は、がけの高さをHとしたとき、がけの上端または下端から水平距離で1.5H以内です。ただし、地盤の状態や建物の規模・構造などにより、安全上支障がないと判断される場合もあります。詳しくは、山口県建築基準条例と山口県の建築基準法に関するよくある質問をご確認ください。

 

中古住宅を購入しただけで、すぐに擁壁工事が必要になるという単純な話ではありません。ただし、将来の建て替えや増築、大きな改修を考えたときに、計画や費用へ影響する可能性があります。

 

購入前には、次の点を確認しておきたいところです。

 

  • 敷地の近くに高さ2メートルを超える斜面がないか

  • 擁壁や石積みに傾き、ひび割れ、ふくらみがないか

  • 雨の後に水が集まる場所がないか

  • 過去に崩れた形跡がないか

  • 建て替えや増築ができる条件か

 

がけ条例の該当判断は、見た目だけではできません。建築を予定している場合は、契約前に行政の建築担当窓口や建築士へ確認することをおすすめします。

 

3.海が見える場所ほど災害リスクも確認する

 

「海が近い」と「海が見える」は同じではありません。

 

高台から海が見える物件もあれば、海岸のすぐ近くにある物件もあります。当然、それぞれ確認すべき災害リスクは異なります。

 

購入前には、津波、高潮、洪水、土砂災害などの情報を確認してください。

 

周防大島町では、住所や地図上の地点から災害リスクを確認できる周防大島町ハザードマップが公開されています。

 

ただし、ハザードマップで色が付いていないから絶対に安全、色が付いているから住めない、というものではありません。

 

避難場所までの距離、避難経路、道路が通れなくなった場合の動き方まで含めて考える必要があります。現地へ行ったときは、物件だけでなく周辺の地形も見てください。

 

4.潮風による建物への影響を見る

 

海の近くでは、潮風による塩害にも注意が必要です。

 

特に傷みが出やすいのは、次のような部分です。

 

  • 屋根や外壁の金属部分

  • 雨戸やシャッター

  • エアコンの室外機

  • 給湯器

  • ベランダや手すり

  • 車や自転車

 

同じ海沿いでも、海との間に山や建物がある場所と、海から直接風が当たる場所では条件が違います。

 

中古住宅を見るときは、建物の正面だけでなく、海側の外壁や金属部分も確認しましょう。購入価格が安くても、屋根や外壁、設備を一度に交換すると、まとまった費用が必要になります。

 

5.水道・排水・インターネットなどの設備を確認する

 

都市部では当然に使える設備でも、周防大島では地域や物件によって状況が異なります。

 

特に確認したいのは、次の項目です。

 

  • 上水道の引き込み状況

  • 井戸水を使用していないか

  • トイレが下水、浄化槽、汲み取りのどれか

  • 浄化槽の状態や維持費

  • ガスの種類

  • 携帯電話の電波状況

  • 希望するインターネット回線が利用できるか

 

移住後に在宅勤務をする場合、通信環境は大切です。

 

現地で携帯電話がつながっても、希望する固定回線が利用できるとは限りません。契約前に、住所を使って通信事業者へ確認しておくと安心です。

 

6.境界と道路の扱いを確認する

 

周防大島の古い住宅や土地では、境界標が見当たらなかったり、隣地との境界が長年の言い伝えだけで扱われていたりすることがあります。

 

また、物件までの道が町道や県道ではなく、個人が所有する私道という場合もあります。

 

購入前には、次の点を確認します。

 

  • 境界標があるか

  • 登記簿と現地の形が大きく違っていないか

  • 進入路は公道か私道か

  • 私道を通行する権利があるか

  • 水道管などが他人の土地を通っていないか

  • 再建築できる道路条件を満たしているか

 

今は問題なく通れていても、所有者が変わると話が変わる可能性があります。道路や境界は、「昔からこうしている」という説明だけで判断せず、書類と現地の両方で確認することが大切です。

 

7.購入価格だけでなく、購入後の費用を考える

 

中古住宅を安く購入できても、修繕費が大きくなることがあります。

 

例えば、次のような工事です。

 

  • 屋根の修繕

  • 外壁の補修

  • シロアリ対策

  • 給排水管の交換

  • 浄化槽の設置や交換

  • 駐車場の整備

  • 擁壁や排水設備の補修

  • 庭木や竹の伐採

 

古い家は、直しながら住む楽しさがあります。

 

一方で、購入後すぐに住めると思っていたのに、調べてみると屋根や水回りの工事が必要だったということもあります。

 

物件価格だけを見て予算を決めず、「購入費用+修繕費用+今後の維持費」で考えてください。

 

海の景色は、時間帯や天候を変えて確認する

 

海の見え方は、時間帯や季節によって変わります。

 

晴れた日の昼だけでなく、可能であれば夕方や曇りの日にも現地を見てみましょう。

 

風の強さ、道路の暗さ、近隣の生活音、潮の香りなど、写真では分からないことがあります。

 

また、敷地の草木を伐採したことで海が見えている場合、将来、隣地の木が伸びたり建物が建ったりすると、同じ景色が保たれるとは限りません。

 

「海が見えること」を重視するなら、どこから、どの程度見えることが自分にとって必要なのかを整理しておくと、物件を選びやすくなります。

 

周防大島の不動産は、現地を見て初めて分かることが多い

 

周防大島の不動産は、写真や価格だけでは判断できないことが多くあります。

 

道路、斜面、擁壁、災害リスク、潮風、設備、境界。ひとつずつ確認すると手間はかかりますが、購入後に困らないためには大切な作業です。

 

海の見える家には、周防大島ならではの魅力があります。その魅力を安心して楽しむためにも、景色の良さだけで急いで決めず、建物と土地の条件を落ち着いて確認しましょう。

 

みかんいりこ不動産では、周防大島の道路事情や地域ごとの特徴も含めて、不動産探しのお手伝いをしています。

 

 

周防大島での物件の探し方は、周防大島で不動産を探すなら?中古住宅・土地・古民家の探し方と注意点でも詳しく紹介しています。

 

 

この記事を読んだ次の一歩|みかんいりこ不動産

 

周防大島の物件は、写真や価格だけでは分からないことが多くあります。進入路、駐車、境界、排水、浄化槽、災害リスクなど、購入後の暮らしに関わる点を現地で一緒に確認します。気になる物件が決まっていない段階でもご相談ください。

 

みかんいりこ不動産は、周防大島町で暮らしながら営業する地域密着の不動産会社です。会社概要もあわせてご覧いただけます。

 

 

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